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 こうしなければ埒は開かないとか、切羽詰まった様相にいつも陥るのが男だとすれば女にはどういった感性が主だったものだろう。僕も子供がいないからはっきり言明は出来かねる。しかし子供に未来を託すという自然な動作も希望的観測もおいおい分かる積りだ。可能性は机上だけに限らず、スポーツの世界でも同じことは言える。僕はまるでシカゴの空から舞い降りたように次のエンジェルスの監督に就任したマドン監督のビッグチャンスを思う。大谷がこれから順調に投手として成長していく為に奇跡のプランが施されるだろう。今にして思えば大谷は後半戦最後の頃滅法暗かった。仲間投手が突然亡くなった....。そしてチームの低迷だ。大谷自身も手術を迷っていた。あの時点での八方塞がりからすると今は視界が明るくなって一段とはっきりしてきた。マドン采配は、ダルビッシュを見事元あった処のダルに復活させ、後半戦のダルビッシュの数字は既存のA´クラスの投手たちを全員抑えてしまう程の威力。何しろ彼自身がそこをわかっている、自覚している点が大きかった。マドン監督の元で大谷が大輪の花を咲かせることは可能性として高い。今思うのはアメリカ人脈の効能のさせ方の上手さだ。この人物にしてこの監督あり!!二刀流を受け止め最大限延ばしてくれる監督が来ること自体ワンダー域だろう。