いじめっ子も神妙な面持ちでじいちゃん、ばあちゃんの前に正座し、ことの真相をひとつひとつ吐き出している。じいちゃん、ばあちゃんは孫が可愛くて、それでも明日は警察に差し出されるか？という孫に正攻法で対峙する。なぜか？この子をきちんと教育することは親の使命を超えて祖父祖母の背中まで世間様に見られる。大事な局面だ。祖父と祖母は孫に指南する。あったことを全部吐露して謝るしかない、そして土下座する。日本の伝統の方式を言い聞かせるのですが、孫はまだ、いい訳をしているのです。いじめたのは僕だけではない、僕以外にもいたんだって。祖父はパチンとほっぺたを叩く。孫は泣く。祖母もパチンと行く。孫はわかったよ～～って。まずお前が謝りなさい！！どうせ、先頭を切ったのはお前だろう？強い体を作ったのは、美味い物を食べさせ、栄養を付けてやったのは人を苛める為ではない。お父さんお母さんの思いはどんだけ？きっと今悲しんでいるぞ？？人を苛める為にお前に力を付けてやった訳ではないのだ・・・。孫は泣きながら、明日謝ると答える。今だ！！今すぐに相手の家に行って謝って来い！！菓子折りをばあさん、持たせてやってくれんか？常にそれは用意済みだ。孫はそれを下げて謝りに行くのものの、心配になった祖母はこっそり後を付けて行きます。若い両親では出来かねることでも祖父母の手に掛かれば未来型になる。俺はこの昔話が好きでよく読む。めでたし、めでたし～～～
