yd905

 僕は先鋒から中堅に鞍替えになったけど、この中堅の位置も結構リーズナブルなことに気が付く。前二つのブログがよく見える。僕がここでしたためれば第四第五のブログも変わることを余儀なくするだろう。さりとて何ら変遷のない一般人の僕等なのになぜ、決定権があるのだろう。そこが美味に思えるし、もしも自分ですべてをさい量出来ないのなら僕の参入もなかった。自分自身が決定権を持つ生活とは、金銭とは別の枠組みになる。幾ら大枚を持っていたとしても、誰かのマインドコントロール下にあるのならそれは自由な人間とは言えない。いつの時代も上下の関係が揶揄されて久しい。僕は無鉄砲だけど、みんながグーの音も出せない所まで追い込められる植木等扮するサラリーマンが、すたこらさっさと社員から重役まで駆け上がって行く姿を描いた映画でスリリングを味わう。ニューヨーク支店長への抜擢だ。そして藤田まこと中尾ミエ扮する若者が二人乗り飛行機でアメリカまで飛ぶことに成功し恋を成就させる!!ここまで興奮出来る映画があの当時、生まれていたことが快挙に値する。たぶんそれはフィクションだから!!映画の世界の話だから!!ってみんながそう言うだろうと僕は自分の高揚をなだめる。しかし完全にフィクションなのだろうか??これは現実に近いものを描写したものでは?と考え方を改める。人とは違った手法で強引に行く時に誰しもそこに踏み込むことは遠慮してしまうものだ。しかしそれを撥ね退けてしまう人間吸引キャラクターが植木等扮するサラリーマンにはあったということだ。