アクアマリン・マンa36 僕は新感覚のもとにある。週に一回のジムに通い始めたことが効を奏し始めたのか?とも思う。スポーツが苦手な学生時代だった。唯一好きだったのは運動会の騎馬戦で、何も関係ない奴を片っ端叩いて欝憤を晴らしていた。そういう阿漕な自分も大好きで全然悪びれではなく、普段から取り澄ましたそいつに一発をかますことで溜飲を下ろした。俺の行動に気が付いている者は皆無!!としたり顔でいたら担任が話し掛けてくる。運動会が終わってテントをみんなで畳んでいる時だ。お前、関係ない奴を叩いていただろ?俺は詰まった。いや、そ、そんなこと、詰まったら詰まったでさっさと次を発する気合もない俺に担任はこうかます。お前の人生のこの先が俺には随分見えた!!お見通しになったぞ!!って。その後俺はすたこらさっさと家路について飯をかっくらっていた。一担任の言ったことぐらい屁の河童さ!!俺の将来知ったかぶりしやがって.....。しかし......強気でいたものの俺は段々暗くなる。早く眠りたい一存に駆られていたのだ。ジェラシーという厄介なご嫉妬〔ゴシット〕だった。勉強も出来て家庭も円満、そして快活で駿英。親友も一人ではない。そういう奴に限って俺を怒らせた。あいつ今何してる?いきなりパソコンで実名を打ってみる。なんなんだ、こりゃあ!!いつの間にか塾フランチャイズのオーナーに成り上がっていたのだ。