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 父の日は本来なら僕は何か祝いのしるしを届けるべき。迷ったが何もしなかった。五月、母にも何もしていないことが根底を占めていた。僕は父の願いを知っている。借金が最も嫌いなのだ。僕の今の現況や借入残高を知ったらきっと父は僕に対する見方を変えるだろう。僕はぎっちぎっちのギケチゾーンと、贅沢もしてみたいパフォーマンスゾーンを持っていてお金がいきなり入ったりすると、人間が変わってしまう。貯金もしないといけないとは思うけど、それが出来ない残念な人間の部類に入る。将来貰えるであろう年金の額を知っているが正直、あてに出来ない。投機や投資に頭が向かってしまう人々と同位で、頭打ちという状態にあるのは言える。しかし投資家と違うのは投資にあてる金がない。これは現実だ。親父に借りたお金は貰ったお金かもしれない。相手が返さなくてもいいって言うから。しかし本来は違うだろう。借りたものは親にだって返さないといけない。その銭の哲学から遠のいてしまったら金銭運はいつまでたっても向上どころか今の生活だって危ういものになるだろう。僕は心底羨ましい。少数だが、安定軌道にいる者たちはいる。ジェラシーに似たような思いに絡められている。先刻ご承知の国民の一人で、僕も年金を納めることで本当に将来、還元はあるか?の疑惑は持っている。しかしおおぴらにそれを言えない。年金問題に背を向けず真剣に討論しているように見えて、僕等は政治家に全幅の信頼を預けてはいない。一体誰を信じたらいいのだろう。