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 結婚31年になるご夫婦が、フランスからオランダまでの800キロを船旅する番組を朝から見て、二人が本当に愛しあっている姿は私に問い掛けて来ます。果たして私なら夫と二人、自分の船での渡航は可能だろうか?という疑問符です。自分には出来ません。なぜなら、物書きという仕事が関与かもなって推測するのです。もしも物書きではないなら、可能かもしれない。一人になって孤独になれる時間と空間が毎日出来れば欲しい。わがままかもしれないけど、ずっとそれを願って来ました。夫であるミッシェルは真摯に次のように語る。我々男にはもっと努力が求められている。確かにそのような内容を言われて私はこの妻あっての旦那の甲斐性かもなあって納得が行ったのです。愛したり愛されたりその確認がいちいち必要なのが結婚???私は深呼吸して結婚の真価を神に問い掛けるのです。今まで31年間、お二人のように、手を繋いで生きて来れたなら、それこそ、伴侶の理想に叶った結婚だったでしょう。