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 美味しいものを幾ら好きだからといえ、毎日連夜続行では決して嬉しいはずはなく、今日が鰺のたたきなら、明日はから揚げと違って来るからこそ面白い。ユニークを引き出せ!!とはそういうことなのだろう。前だったが僕はこう公言した。寿司飯も野菜も刺身も一緒に味わう事の出来る海鮮丼と海鮮巻き寿司は素晴らしいと。しかし数日後僕はたった一個残った海鮮巻き寿司を購入してアチャっに見舞われる。一個だけ残ることにも違和感はもちろんあって、そこでの予感も鮮明なのに購入してしまう。開けると少しだけ臭う。僕はこれが割引にはなってなくて驚くものの口をあんぐりと解放してしまった。なぜならこういう惨事に見舞われない為に、教則本はあるはずなのに、スーパーの場合は自分自身で学ばないと誰も教えてはくれない。僕はしかし自分が勇気ある味丸なことに驚きを隠せない。なんと臭い始めたその海鮮巻き寿司をたいらげてしまうから自分でも分からない。しかしこれだけははっきり言える。この手の商品は持ち時間は極めて短いという厳密な時間との戦いがあるのだ。出来れば半解凍くらいで手にすれば安全でぶれはない。僕はこの海鮮巻き寿司を決して大船に乗った気持ちでは食ってはいない。むしろ腹を壊してもいいくらいの勇気でたいらげた。最後の一個になっている商品でしかも生ものの場合、じっくり考えた方が良さそうだ。僕はみんなを煽っているようで実は先見の明を語っている。