yd1021

 普段はタコ部屋以上の疲労困憊のコンビニ現場ではあるものの、週に一回、完全休日をスタッフに与えている点を僕は評価している。僕は土曜日。他のスタッフたちもそれぞれ日曜とか月曜に自分の休みを取得している。僕の土曜日は寿司バイキングに合わせている。そこで一個五十円の寿司を20個は購入してガッパガッパ食らう。そうすることで僕が自分の一週間を自分で褒めちぎり、しかも翌日からの心の蓄えにしていることは言わずもがな。もしもエレナが無かったら僕の一週間はつまらないものになっただろう。長崎の海鮮部門には歴史的なものがある。俵ものと呼んでもいいだろう。蒲鉾にしたって他県を凌ぐ地場力を持っている。人気はやはり鰺やサバだろう。どんな食材が来ても僕の心の中でニギリは群を抜く。それらを腹一杯食べて明日への活力として、一週間を自分で評価する。トレスタのままでもいい・・・。しかしそれだからといってミステークは厳禁だ。毎日のようにミスの連発では困る。昨日もTカードを顧客が忘れていき僕は悔恨に包まれる。しかも大買いしてくれた顧客・・・。早いとこ再度来て来ればいいなあって思う。言い訳なんかある訳がない。カードを手渡しで返すのがもっともいいが、すぐだと顧客が小銭を出している場面、どうしてもあそこに置いてしまう。その名称がしかも不明だ・・・。カードは手渡しで返しても、顧客が財布に入れようとして一旦レジの台の上に置いたのか?僕は見過ごす。黒いカードが認識出来ないというのもそこにドリンクのメニューが貼ってあるから。しかしここが僕の悪い癖。何でも人のせいにしてしまう。決着を図ろうとしているのが見え見え。来年へ向かう際のファースト課題になるだろう。