アクアマリン-マンam54 信じられない視界が目の前に開け、俺が話していることに皆が相槌を打つ。そうだ、そうだ、その通りだって。しかしその光景こそが俺をくそ迷いに導く。そうだそうだって言われると俺は一瞬、百歩引く。こんなバカたちと一緒であるはずもないだろ?って。俺はその時、にわかに覚醒する。バカな次元から引き上げてもらいたくてそいつらは、俺を追い駆けて来ている。なんと言う可愛い奴等...。俺にそれを振り払うことなど出来ようか❗いやいや振り払うべきだろう。思想家と民【たみ】が同一や同位な訳あるまい。いやいやこの国では同じらしい。面白い国になってきたぞお。そこをまず嗤おう。話してやるのはそれからだ。