ピーパー・ウーマンpp388 僕のお直しはどうなりますか?あ、昨日の川柳ね?これは直す所がないわ。ええ?添削不可なんですか?どういう時に添削が生きるか?っていうとね、その観点が立派になる時。昨日の場合は貴男のやかんと鍋の比較着眼点が生きていてそのままにしている方がより無難だと感じたわ。じゃああれで合格?いいえ、言い回しが足りてなかった。つまり?蘊蓄を傾けるのは知識や経験がたっぷりある方が目下に向かって注ぐ時なのよ。貴男の場合そこが不十分で描写が行き届いてなかった。じゃあどうすれば皆に秀逸と言われるような川柳が出来るんですか?状況をしっかり思い出して。宴会のですね?偉い人、トップはまず何をしている?皆にお酒をおちょこに注いで貰ってます。それだけじゃあないわ。トップは一人一人にお酒を注ぎに席を立つのよ。あああ、そうだったのか!!それは宴会も終盤に達した時だけどね.....。蘊蓄の限りを尽くして、目下の相手をねぎらいつつ、おちょこに酒を注いでいるその時に、相手にとって重大なヒントや激励を与えるの。わかる?はい、蘊蓄の効能が発揮される瞬間ですね?そういう場面って忘年会くらいしか無い。トップは常に忙しいからなの。しかしもしもそれが頻繁に行われるようになれば?日本は世界の強豪になって行く。じゃあマレさんの句をお願いします。傾ける 蘊蓄なりの 世界観