ルビー・ウーマンr342 私達は中学時代からスパルタ教育を受けていて、それがあるからこそ、今こうして奮闘しているのかなあって心の中にバイタルエリアが生じて来てみるみる間に占拠されるのに放心してしまいます。先おとつい行った諏訪神社の公園こそが中学三年で往復びんたを十回くらいエイミーと一緒に浴びて、教員室を出てバスに乗り向かった先。昔から動物もいて、その日は写生の日で絵の具道具を持って好きな場所を探して絵を描く一日だったのです。しかしホッペタは充血し、じんじんします。エイミーは耳が弱くて鼓膜が破れているかも?って悲しみます。あたし達は遅刻しそうになって、校門の横にある手すりをよじ登って校舎に忍び込んだのです。校門を通ればお仕置きがある。しかしこっそり入ろうしとしてなお折檻を受けることになるのです。しかし当時からこのやり方は厳しいけれど、私なりに反省するべく仕方ないなはあったのです。こっそりがいけなかったのです。写生なんか出来るはずもなく、他の級友も気を遣ってどこかよそよそしい。自分に厳しい鞭を強いる人を私達は悪魔のように呼ぶけれど、この公園でそのビンタを思い出して、何とも爽やかな思いになっている自分がいるのです。手厳しいことをズバズバ言動で表す人のことを怖いとは確かに思います。でもこのオーナーも言いにくいことをずばずば言って、私達を成長へ導いたことは言えるのです。