ルビー・ウーマンr339 社員旅行でたまたま食事の介添えをしてもらっただけで、そんな高いクラブに行く義理は確かにない。しかしたんまり金を持った社員ブループなら?やっぱり顔を出すべきでは?の礼儀の礼も見え隠れしてそこも何か意地らしい。お金がたんまりあるのとそうでないのとでは差異があるしそれだけで簡単に括れない問題もあって、それが自分達でどこかぞスナックを探して二次会をやりたいグループ。三分の一の値段で明らかにスナックなら遊べるはず。しかし...ここで何か曰く付きの悩みも新たに浮上して来る。スナックでぼられることがゼロではないっていう心配。それなら食事の介添えで来てくれた女性達が日頃頑張っている場所まで行って、安全に一時間半飲んで、そこで三次会までしたいのならグループごと別れてもいい。経済観念はそれぞれ人によって違うこと、どうせなら旅行ではっちゃけたいカラオケ派も多い。食べてみたいものも各人が別にあり割烹に行きたい人もゼロではなかったでしょう。沢山の人々の思惑を雲わくとして随時捉えるのが幹事の役目で、それは見ていても大変そうでした。会社で出せるお金は決まっているし、それ以外の出費はそれぞれの区分になる。もしも歓楽街まで下って何か事件に巻き込まれてしまったら?そこまで考えると中々幹事にはなれないなあって、旅行会社専門スタッフ達やバスガイドと仲良くなって、お互いの境遇を真面目に話している場面を懐かしく思い出します。一期一会は運命的でも何でもなくお互い譲歩し尊重した挙句に出て来た交際費なのです。