ルビー・ウーマンr291 私はお腹が目立って来るなあっていう直前にアルバイト先を変更します。スナックでママさんの介添えをするカウンターレディでそこは浦上百貨センターの一階奥の店舗でした。マスターが人物家で面接も楽しくてすぐ雇ってもらえることが人生の奇跡だったのです。無理な仕事は一切求められず、しかもママさんがさばける人で明るくてそのパワーには圧倒のされ通し。働くことが大事なのよね?っていつも笑顔で私に話し掛けるし身の上話も厳禁で店では一女性を通しました。いっぱしの顔をした一児の母の私でもママに比べると、人生の砂の一粒もまだ握れてはいないんだな?はシグナルとしてあり、そこがその先をバブリーにしたのです。私はカウンターという止まり木でそこに来た顧客と偶然話している女優だとそう自分を位置付けインプットしたのです。美人でもないあたしの人気はそこまで上がりません。店に利益ももたらしません。しかし確実に私は時間給という日銭と経験値を上げていく。ここもいずれ辞めないといけない。その苦々しさはあったものの、人と接する接客業に興味を抱き、起点になったお店と言えるでしょう。お客様は家族のように接するが身についたのもマンション住人の出入が結構多かったからです。そしてその家族といかに有意義な時間を構築することが出来る?は接待における臨場枠を醸し出していたのです。