ルビー・ウーマンr256 私が詩作に掛かっている時に、ほぼ周りが見えない状態にあることはたまにあって、三食を厳しく旦那に急きたてられる時に、得体の知れない怒りもどこかで沸々と沸いてくる。そこで戦々恐々とすることがあったのです。芸術家の卵の自分を守る必要性はあったのです。結婚に対する捉え方が一般常識とはかけ離れていたので、そこを一般に差し戻すことを周囲はやるべき!!と思っていたのでしょうが、父は私を勘当していた。母だけが味方で色々心配してくれてはいたものの足がありません。私の棲む場所に来るにはバスを乗り継いで来ないといけなかったのです。まず家から諏訪神社まで来て降りて、循環というバスに乗って丸善団地方面を目指さないと来れないのです。電話がてっとり速くてその需要はたいした時間でした。固定電話でも十分だったのです。入院する病院は決めたけれど、中々優等生の妊婦にはなれず、今の健康行政が妊婦に豊富な資質を与えていることを称賛する場面になるでしょう。当時と基本は変わっていません。幼児期の予防接種などは時代の推移によって変遷を余儀なくしますが母としての認識確保や母になる心の補完教育は変わってはいないは言っておきましょう。あくまでも基本部分です。少子化が進み序序に変更を余儀なくされ、ディティールも数箇所変化している。しかしこの国にはどっしりした基本がある。そこが恵まれていたのです。