イエローダイヤ・マン《標榜編》〔598〕二刀流の真価を見極める為には2020年まで持ち越されることにあいなったが、僕は穿った見方かもしれないが大谷投手がもう十分に投手としての資質、その類稀なる実力を見せることには成功したと分析する。これ以上嬉しいことは実はない。もしもこれが全然投げない内に怪我に見舞われたり、走塁している時に打僕などの事故に見舞われなかったことを良かったとしていて、投手の方で余り投げられなかったからこそ、打力を余すところなく見せてくれて、しかし全打席出た訳ではない。それなのにこれだけのインパクト生彩を見せつけることに成功したことは大谷の球運がかなり良かったと思っている。もしも全打席出ていたらかなりホームラン数が増えてしかも盗塁も増えていただろう。しかし投手としての大谷がなるべく損なわれないようにと、チームの基準に則って、他の選手たちとの兼ね合いを見ながら精査しながら大谷を出した。この二刀流のいかんともし難い難局を見て僕はバラエティカルシンドロームを僕なりに新語として発掘した。何でも出来る人を大衆は羨ましがるけれど、内奥において、本人はおろか、周辺に多大な悩みを持ち込んでしまうという副産物である。いい副産物には違いない。またそれだけの大きな容器という証明にはなっている。