ルビー・ウーマン《ジーニアース編》〔247〕矢上小学校を境に班が分かれていて町一がようちゃんで、町二がバナナ工場の方に行った方から来る子ども達でそこに行きつくまでに当時、幾つかスーパーや小店があって、買い食いに明け暮れた毎日だった記憶があります。しかし段々と大人になっていくその過程でしょうか。お好み焼きを四人くらいで食べにいくこともあって騒々しかったのです。当時も自分で焼いて食べるというやり方で、そのとんびという店に行く時は母にお金を出して貰いました。みんな定期的にお子遣いを貰っていたようで私は必要な時に貰う形を取っていたのです。子供同士ながらお好み焼き屋では皆が熱弁を奮います。学校ではどっちかというと大人しい生徒も活発に論議して来る。この食べるという形がいいんだろう!!ってようちゃんが思うと同時に飲み物やかき氷です。こういった付属的な食種が幅を利かせて、季節感も炙り出していました。店とは言っても食堂の玄関は、年中ほぼ開けっ放しで解放的。お好み焼き以外の、うどんや焼きそばも出していたのです。食事にありつく為には自分で焼かないといけないことが、自分成長を促し、自分の家でほぼ作るをしたことがないようちゃんは仲間の闊達さに戦慄を覚えます。貧富の差異というより家でしてるかしてないかの違いはようちゃんを秤に架けていたのです。