サファイア・マン《緻密な男編》〔184〕私はこの頃、開眼していたのは、子供オンリーにはなるまい!!との信念で、それは子供をきちんと育てていくことは当り前で、それをした上で自分の時間を上手に活用しながら、毎日を有意義に過ごしていけたらなあって。そこで、自分に約束を入れるのです。伯母にも話してはいなかったことですが、私は自分の仕事を最優先にしていこうとの所存を後生崩すまい!!とそう発奮するのです。女性が結婚してからの仕事は子供育成の一本に総括されがちで、そこにすでに病巣があると睨んでいたのです。少なくとも私は子供を理由に仕事を休むまい!!とそう決めます。自分の中での約束事ですから、そこに追随する為の、符合する行動規範やら証明事項は出てくるはずで、何と並行させていくかが、問われていて、随時自問していたのですが、おいそれとはいかないこの問題をすんなり解決することが出来るとすればそれは、新聞投稿ではないか?と目星を入れるのです。しかも毎日投稿出来るとすれば安い葉書しかない!!って。まだ、行動に移す訳ではないのですが、日々の情景を頭の中にストックさせていく作業に余念がないのです。夫の帰りを待って、子供達と常に一緒の時間を紡いではいても、それだけでは、時代から遠く、取り残されていくのでは?との疑惑は芽生えていたのです。