アクアマリン・マン《真春と真秋の間編》〔25〕俺達の処し方や改善力で時代はどうにでも変わっていく、いいその潮の目を攫む者になる為に、日頃の精進だけは怠るまい!!とそう思いはするものの、肝心なことはやはり、金銭が握っていて、お金を手にし、きちんとそれを運用出来る自分に成長していく為に、時間を惜しむまいと、自分に暗示を掛けている。もしもここに金銭をふんだんに持った大富豪がいて、その人物が手掛けるスーパー銭湯なら、きっと破竹の勢いで商売が繁盛となっていく!!と指を銜えて見ている場合ではなく、その天然温泉の出た大富豪に、これから、挑んでいく気持ちは途轍もなく凄い精神力が求められていて、なにせ、こっちは天然温泉も出てない。資金力も豊富とはいえず、しかし、なぜか、この天然温泉に勝てそうな気がしているのなら、君こそ勝ち組だろう。物事の秤は最初勝てるとそう強く思った方に傾いていくから、これは慎重に自分の気持ちをまとめ上げないといけない。最初から相手に簸れ伏してどうする??じゃあ、天然温泉も出ていないのに、同じ、スーパー銭湯として、いかに太刀打ちしていくのか??俺がそこを思うのも、そういうスーパー銭湯でしかも天然温泉でもないのに、勝ち進んでいった強豪を知っているからだ。