イエローダイヤ・マン《標榜編》〔530〕僕は勝利の美酒がこんなに美味しいものだということに久し振りに気が付く。ビールを止めて最近は、なんと甘酒や梅酒を頂く毎日でこれならアルコール依存にはなりにくいかなあって。しかし今日ほど月桂冠の甘酒が美味しく感じられる日は無くてもうすっかり諦めていたその九回の攻撃でなんとトラウトがフォアボールを選んで、あれよあれよという間に、三塁まで到達してとうとう大谷翔平のバッドが同点打となって、シモンズもタイムリーで逆転してしまう!!この喜びは何にも替え難くて、シモンズの打点を改めて調べてみる。正しく、今、最も脂の乗り切ったアメリカンリーグの打者だし、こんなシモンズが全く去年は想像もつかなかった。僕が思うに彼らは去年こてんぱんに負けて、その負けたどん底で何かを掴んだのだ!!クモの糸のようなその垂れ下がったものに、シモンズが捕まって今、最高境地にまで達した打者だと言える。そして誰よりも褒め称えられるべきは、カルフーンのライトの守備だ。一回目は落してしまうが、二回目獲ってホームへ返してきたあの打球こそ只ものではない。僕はもう一回、このエンゼルスに勝機が戻ったことをここで鞭撻したい。メジャーランチビギニングはエンゼルス無しでは語れないのだ。