イエローダイヤ・マン《標榜編》〔516〕僕は今日空虚な感情に襲われている自分を傍目から観察して驚く。大谷投手依存症に罹っているようなのだ。たった一日彼を観れないだけで、ここまでの空虚な気持に襲われてしまうこともだったが、同時に以前よりももっと激しく大リーグを知りたくなっている自分の向上心や探究心に実は戦くのだった。以前はここまでは興味が持てなかった。やはり最高のものを感得して初めて本来の感触が顔を出してくるものなのか?って、以前なんかは全く興味なかったプーホールズやカルフーンのことが気になって仕方なく、ここで、あの捕手、マルドナードについても今日は及んでみたいなってキーを叩いている。マルドナードが打席で苦慮しながら、とうとう、バント作戦に出たこの前の試合で僕なりに彼がどうすれば打席が向上するかを一緒に考えてみたのだ。ポージーやマッキャンといった捕手には打点も伴ってしかも彼らには長打が期待出来る。しかしマルドナードには限定が付き捕手のみ!!今の処はそれしか出来ないのだ。ならばどうやって、期待される打席をみずからが創出する??って。シモンズだ!!彼はフォアボールで一塁に出る達人でもある。優秀な人材は自分のすぐ近い場所に存在することは、このことを例に出しても言えるのだ。