サファイア・マン《かけがいのない男編》〔172〕自分の名前を世に知らしめるという時には、相当の難関が待ち構えるものの、これは妻の認定です。こんなに時間が掛かるものなのか?ってようちゃんは作家の目線で物事の真相を突き止めようとしていて、それが差別から来ていることにおいおい気が付くのです。水商売の経験者という差別。しかしそれらは、上手く別の理由でラッピングを施してあって普通の人なら看過したでしょう。私はこういう夫からの差別の目線に最初からぶち当たったことが、今の幸運に関与していると譲らないし、もしも全部クリアしてハッピーだったならこの問題点すら知らずに済んだでしょう。物事の奥底にいろんな意味で混濁してしまう社会的観点や、社会的弱者の位置に敏感になれたことが後の作家の命運を分けた!!とそう歓喜しますが、当時は自分の存在はなんてちっぽけなんだろう!!見事に銀行とは連結してないわ~~って。そうやって気持ちのガス抜きの意味を込めて、九銀の写真展に自分が撮った次女の写真を応募したことも、今の投稿生活の起点になったなって。明日ね!!っていう題名を付けて次女が振り返って微笑む写真は入選して連絡を貰った時に、投稿が持つ逞しい意義を悟ったのです。