イエローダイヤ・マン《標榜編》〔447〕余りの軋轢にとうとう千原兄貴がキレた昨夜のテレビ、こんなところに日本人に俺の心を動かす男性が出て来て驚かされる。なんと会社の命でウルグアイに家族で転勤して来て、それからその事業は頓挫するものの彼は残る。そしてアルゼンチン、チリ、はたまたスペインまで赴き、事業に挑戦し、一時いい時もあったが、結果今は何度目かの奥様と別居生活で、その奥様が彼とのことをこう話していたのだった。最初の妻と別れ、最後の妻はとても理性的で、パーティとかある時には必ず彼にお手伝いをさせて、親ぼくを兼ねて付き合いはあるようだった。その彼女が俺にとっての理想ともなる言葉を吐くのだ。一緒にいなくても何かあったら彼は来てくれる、一緒にいることだけが夫婦ではなく、お互いがこうして別居していても心が通じ合っていることが大切!!一緒にいると喧嘩も多くなるって。この言葉には現代の結婚に潜む危機が封じ込めてあって、俺なりに検討した。スープの冷めない距離が一時流行ったがそれこそ、流行語では終わらせない言葉だったのだ。離れて暮らす方が関係が保たれる場合もある。このことは俺の結婚観を変えた。いつも一緒!!金魚のふんじゃああるまいしと。