俺が俺の意志や信念を曲げる時があるとすれば、亡くなる時だろう。それ位、どうすればどうなる?っていうのが暗算でわかる。年の功と呼ばれる部位だが、俺のこの要塞をあいつが盛んに地直しをしている姿に、世代間合意どころではない不快感を俺は禁じえない。我慢すること、節約すること、仕事に励むこと、そして根気を持って生きること!!この全部を俺は捨て去らないし、俺の観念がお釈迦様に訊いても、マリア様に訊いても正しいぞえ!!と回答あることに自信があって、おいそれと妥協はない。しかし俺の行状にあいつは警鐘を促すのだ。お父さんの最初の四年間、どうだった?会社にも家族を届けず、私を心の病にする寸前だった。最後の二年は?大好きだったマージャンにも愛想を尽かされた。そういう自分の失敗をなぜ、認めないの??俺は十分に反省し、贖罪は終わったとそう言い切れる。過去は過去だ。しかし問題はあるってあいつは言う。おじいちゃんと母親がいつも口論しているようではいい子は育たないって。俺はどうすればいいのだろう。可愛い孫達に俺の信念を叩き込みたいのに.....。デルスカイしておこう。子供は母親だけのものだろうか?