俺は頭に血が昇りそうになって、いますぐ行きます!!と言いそうになるのをこらえる。一緒に桃を食べたいから買って来てくれない?って。俺の部屋に冷蔵庫は無い。もちろんデカい冷蔵庫はリビングにはあるが牛乳しか入れさせてもらえない俺・・・あのう、、、と俺は桃を冷やせるか訊いた。バ~カ!!桃は冷やさなくとも美味しいの!!そう言われて俺は飛び上がりそうになる。あいつ達と出掛けたときダイレックスの大平青果でそれをゲットする。三個入りでコブリ。大きいものを選ぶとまた誤解されるからだ。いや、誤解というより正解なのだ。俺があいつに片思いであるのは前々からだった。俺たちの最初の住まいが長崎の銭座町にあってそれが今は商業施設になっていてあいつは喜んだ。その時俺も嬉しかった。それくらい俺たちの絆は商業路線なのだ。デルスカイしておこう。M2J路線だ。