サファイア・マン《緻密な男編》〔169〕お父さんより先にお母さんが死ぬかも?って兄弟達が心配し始めているってこと。そ、そんなこと起るわけないじゃん。気になるのはあの秀才、ブラジルにいる弟がお母さんに言った言葉が気になるのよ、目の充血をスマホで調べてくれたんでしょ?うん、なんか真剣な顔になって調べ始めてね、そこはコメダだったから私は最高の感動でいるのに、内臓に病い抱えていても目に来るらしいよ!!って。でしょ?彼の頭を舐めたらいけないよ、とにかくインフルエンザが収束したら、病院に急いで行って欲しいの!!わ、わかったわ。兄弟のみんなはお母さんが大好きなのよ!!でもお父さんの厳しい経済感覚は大事で、お父さんがお母さんに言ったことを私、聞いていたのよ。その時に偶然に居合わせていた。西暦2010年、3月11日にお母さんの自己破産が受理されたこと、それによって我が家は最低の家庭になったって。私の子供達二人を取られてしまった事に関連かもな?ってお父さん言ってたけどトリマ今はお母さんを責めたりはしない、ただ...二度とはない機会を得ている。自分の思ったことは最後までやり通す覚悟が、お母さんにはあの時なかった。相手が可哀そう??惨めになるのは何を隠そう自分たちだった。