イエローダイヤ・マン《標榜編》〔297〕俺は小柳ルミ子という人物にファイトを貰うし、第一見ている試合観戦数が破格だ。サッカー試合ノートなるをテレビで公開していて勇気ある詭弁を貰う。何かこう得体の知れないアラカンのアラ魂を見たように刺激を受けたのだ。そしてサッカーが嬉しいワールドカップの切符を手に入れたというのにちっとも若者を視野に入れてこない政治のぬかるみに俺たちは嵌っていくようで怖いのだ。週刊誌はこう網羅する。年金支給は七十五歳にもつれ込む可能性を論破しているのだ。こんな酷いニッポン社会になったのか・・・を痛烈に感じこのままでは政治のぬかるみにとんでもないドツボに俺たちの世代は追い込まれていくのでは?とその苦難を思っていたらば、酒造メーカーが死の淵から這い上がろうとしている映像が映るのだ・・・朝倉と聴いて俺はあま酒を思い出す。母がいつもお取り寄せをしているあの会社ではないのか?テレビまで近寄っていき俺はしっかり銘柄を見る。やっぱりそうだ!!あの国菊だ・・・。涙が零れそうになってきた俺は買ったばかりだった機械が全壊したことを知るのだ。こんな被災地でさえ、ものの見事に蘇ろうとしているのだ、俺たちが負けるわけにはいかない・・・と。