イエローダイヤ・マン《標榜編》〔166〕俺が見たその映像・・・まさかの事態の羽生の姿でコンデションが悪かったのか、彼ではない演技を見て俺は驚く。この最悪の状態で彼がごめんなさいと囁き演技を終えた姿に尋常でない者の定義を見たように思った。彼らに沁みついた闘争心と神との連携を垣間見て俺は震撼する・・・。天才が自分の演技を謝ったのだ。それも氷上の女神に対して・・・。真摯なその姿と、今の政治家達とを比較、その天と地の隔たりと薄汚さに慄き、さすがに気分が悪くなった。羽生がいる位置の反比例にいるのが悪徳政治家たちで、俺はきれいさっぱりやめた。政治に介入したり意見を述べたりすることの馬鹿っぷりに気が付く。彼らに付ける薬はもはやどこにも売ってない。手に入れて何とか治療してやること自体滑稽そのもの。しかし・・・真面目にやってる政治家もいるにはいるのだ。しかしそれが中々有権者の面前に見えてこない。俺は自分が単体であることに瞬間喝采した。これからの政治家が先細りなことにも同時開眼した。政治の世界を縮小させるには経済路線を活発にすればいいのだ。そこで、政治家諸君をまず、徹底的に選別しながら、俺達が数字で評価していく。通知表だ。今の処、オール五は皆無だ。四が並んで、五も一個だけあるという政治家ならいるし、もっといい成績を取れるようにこれから各人が精進すべきだ。