都市伝説としてこの家を壊れたまま残すことに意義がある!!と気が付いたのはあの番組なのだ。家についていってもいいですか?というタクシー代を支払ってくれる深夜の番組。そこでは東京でも安い間借りがあることを知る。そのときの放映は泣く泣く子供は施設に預けたが、一生悔いを残しているかと思いきや、やはり自分のことで精一杯で施設で成長した子供が大きくなって、自分に連絡してきて会おう!!といってくれる。そのことだけで充分嬉しいと吐露していた。そして自分の分〔ぶん〕というものをちゃんとわかって、時代を負けないで一生懸命生きてきた証となるのが部屋の様子・・・。工夫の賜物なのだ。なんかこう、そこにあるすべてのお品に愛着沸いてきてしみじみとした感動にいざなわれて、どうすれば明日の飯が食えるのか?それ一本の思想も逆転的で素晴らしいことに気が付く。キャロルは不意にもその光景が物語る原点に立ち返る。敗戦後のニッポン焼け野原思想。自分は贅肉を付けすぎている・・・そして彼らの立ち位置に戻らないと。