ルビー・ウーマン《ジーニアース編》〔152〕せむし男のことを童話や物語で知ると、とたんにその体を実際に見たくなる・・・。そこで、名称と実体に差異があることに気が付く。もっと知りたいと思うこっちの興味反して、周囲がそれを把握していないとき、自分で知ることに当時限度がありましたが、逆に今はサイトやその検索機能でかなり詳しく詳細を知ることが出来る。わからなかったことでも秒単位に見えてくる時代だと思うし、周囲がなぜ、せむし男に関して教えてくれなかったのか・・・それもキーワードでしょう。知りたくないから調べなかったのではないのです。それを言うこと自体が忌み嫌われたのでは?と。ベールが掛かったそれらをキャロルは謎めくものたちとして特別視しました。わからないから知りたくても、そこを自重する人々のしきたりを総称するせむし男。キャロルにとってのせむし男は実は物語に出てくる自称の人物やそういった風情の中でのみ息付くのではなく、私たちの懐疑や疑惑にも存在することを直感していたのです。今は封印と2文字で表わしていいと思うのです。ワケを知りたくても周囲もわからない、忌み嫌われる。そういったことは世間でも数々あって、それが物語の中のせむし男以外として人生の中でも時々現われることは察知しておきましょう。