サファイア・マン《緻密な男編》〔89〕趣味の範疇だったキャロルの芸事がこうしてみんなの目に触れて、自分だったらもっと違う方法でこうしたい!ああしたい?も同時に出てくるでしょうが、キャロルはこれで満足。いわば、ここまではイバラの道であり伊原の道だったけど今日からはもう異なります。キャロルはこの埼玉県越谷市の産院で次女が女児を出産し、それまでメールのみで行方が分からなかった次女と再会する!!という快挙を掴んだ。初めて次女の住むマンションへ行ったのは入院中に携帯の線を取りにいったとき。タクシーを利用してでした。やがて彼女も退院して、家も教えてもらう。ある日バスを乗り越してしまいカワヤギという町に辿り着く。これもいずれ自分の人生のキーワードになるんだなあっていう示唆をもらうのです。川柳・・・つまりセンリュウですよね。キャロルは人生運命決定論者で運命が生まれる前から決定されているとする考え方で、これは全員共通プログラムではありません。みんなの中にはキャロルの方程式に見合う人類が存在。その共通項とは、逆らわずに自分の打法でいく打者に似ています。差し込まれても絶対にファールで切り抜け最後の球を、ハンガーカーブを仕留めてホームラン!!運命に逆らわず、神の呼ばれるその金時を自然体で待つ・・・・どんな横やりがあっても決して倒れません。うどの大木ではなく、宇土の大木でケサボイしておきましょう。この地震でも倒れなかった九州熊本の宇土の大木を指すのです。