サファイア・マン《面白い男編》〔89〕キャロルは毎日したためるということで、自分の優先順位を周囲に知らしめるという標榜を作ったし、効を奏じた。家族みんながキャロルがいそいそと夜まで人参ジュースに掛かっていれば、今日はブログいったの?って聴いてくる。うん!朝いったよ!とか、シゲルちゃんに至っては、キャロルは高速回線を使用で、四千円超を支払っていてもその無駄に気がつかず、この接続料はキャロの趣味の範疇だからと低いのに接続替えろ?とも言ってこない。これが電子マニアだったらそうはいかないし、電士工学科博士課程を出た男なら、最も安価の接続に切り替えられただろう。頭が悪い亭主で良かったのだ。ケーブルメディアは大得をしてるし、そこでの恩返しもあるだろう。世の中は平等に出来ているってキャロはいつも思う。どこかに神が難癖付けているし、各家庭に病巣を押し付けて久しい。そこを逃げずに検証することが改善策だし、キャロがブログでそういった検証するようになったのも新聞社から投稿を拒否されたからだ。キャロは拒否された以降、したためるという習慣自体を失ったが、また連日投稿にチャレンジすることが可能になった。三十五歳から四十七歳までのチャレンジは拒絶されたがこうして新枠組みが始まったことが喜びなのだ。ギネスちゃんよろしくね♪