サファイア・マン《面白い男編》〔64〕キャロはたな卸し隊が入ってくるという当日オーナーに尋ねます。どれくらいの商品種類はあるんですか?例えばそれはアカマルとハイライトでも品目は違うんですか?って。違います、ひとつひとつの名前で数え九百以上の品目をうちで取り扱っています、繁盛店では千越えるし、スーパーになれば万を超える。こうしてコンビニは指定業者さんに来てもらえますが、スーパーなどは自分の店のスタッフでやるところもあるんです。キャロは驚きます。たな卸しをやった記憶あるからです。開店したばかりのエブリワンに一年七ヶ月いたとき。あれがそうだったかも・・・消えてしまった記憶もあればキャロルに鮮明な記憶もあって、十年近く前の記憶がこうして健在なことにほっとしたり、昨日の自分が食べたメニューも覚えていなかったり・・・そして店長の言葉にキャロルは戦くのです。十年を掛けてゆっくり進行していくのがアルツハイマーなのよね?って。キャロルは十年後、今日の日を覚えているでしょうか?そうありたいがために前日食べたものを今日からしたためることにします。夕食のみ。昨日は大塔マックで次女のオゴリにあやかる。えびフィレオバーガー単品に百円コーヒー。キャロルと海老が欠かせない、これ食ってれば他者には噛みつかないこと次女は知ってるんだ~