日曜日の俺の凱旋はキャロルと毎週通っていた俺の新婚時代、みんなにも一度話したことあるかと思うが、スロットに二人出掛けていた時代があって、西鉄大橋駅から歩いて十分くらいにあるぱち屋だった。俺はその頃、ある一箇所に入るとずっと開きっぱなしになるパチンコ台をしていて、その箇所にまた入るとその操作はなくなるという仕掛けで、とにかくハラハラドキドキで、せっかく開いたぞ!ってなっても又同じ箇所に命中してしまうもので、みんなそうはならないように注意をしていた。そこに入らないように弱く打つ者もいれば強く打つ者もいて、俺は自分の運を信じて通常どうりに打っていたが、意外にも俺は自分がメンド臭がり屋〔ベンジャミン〕なことを改めて思う。こういうぱち屋に行くということは、のんびりするために行くのであって、チョコマカ作動を求められること自体ご勘弁を。。。と俺はどこかで言いたかったのだろう。俺は顔見知りになった人に一万円を貸したままで、とうとうそれは返ってはこなかったことを鮮明に覚えている。あの頃は、一軒家を買える貯金をすでにしていた。それくらいの損金どうもなかったのだ。一万円はとうとう返らなかったが、その人を探そうとも思わなかった。デルスカイしておこう、万倍確定台である。