一冊の本を一ヶ月掛けて読む。それをやってみて俺は本と言うものの持ちうる存在に戦く。上下巻だったから二ヶ月以上じっくり時間を掛けて読んだ。この本を契機に俺は益々本への意識が高まるし、大好きな又吉さんの火花を読みたい気持ちに駆られるのだ。俺はインターネットを駆使したりが出来ないし、電話のみの携帯でメールもショートメール受け取るのみ。やはり本の調達には書店に足を運ぶしかなくキャロルのアドバイスも参考に俺は次の本を探そうとそう張り切っている。第二の人生の幕が上がった時に、バンカーではなくなったときに俺は本を手に取るべきだった。しかし・・・今からでも遅くはないのだ。キャロルはお父さんの本と、海賊とよばれた男、どっちが面白かった~?って。海賊に決まってるだろ?って即答しながら娘というもの親を、どれだけ偉大だと思っているのか・・・そこを吟味すればあいつは親不幸どころかその真逆だったのでは?と改めて感心するのだった。