ルビー・ウーマン《ロイヤル・ボックス編》〔116〕ようやくまさお君との出会いの場面が来てみんなも気が付いたでしょう。このコーナーは結婚したいな!とその希望はありながら中々腰が上がらない、或いは出会い自体がないと感じているメンメンをウーマンをホッとさせるでしょう。なぜならキャロルは結婚自体まだ、その時に頭に全く描いていないにも関わらずまさお君に振り回されてしまいます。興味深い音楽がネックにあったからです。お父様は昭和四年生まれで確かキャロルの母と同年輩。その頃、四十六歳くらいで、バンマスをしていて、グループとはいっても三人か四人の編成。クラブが仕事場でした。まさお君はひとり息子で、お父様の楽器はサックス。その音色を聞くとわかります。繊細で頭脳的プレイ~最初にコーヒーをふたりで呑みにきた時にも、音楽の話で盛り上がっているのです。いつかはドラム以外にもうひとつ修得させたい、それがないとミュージシャンとして、バンドマンとしても需要がなくなると、息子が音楽にさらに熱中出来る様に、様々な視点をまさお君に伝授、そのありさまが、カリタでコーヒーを入れるキャロルにもじかに理解出来て初々しい気持ちになってしまう・・・。父と息子。こんな絆で結ばれてしかもふたりで喫茶店・・・羨ましい気分に取り囲まれるのです。