キャロルはこころの中がマッシロになったようだ・・・。あのお見合い。選手同士が球を取りにいって、ふたりが直前で引く。というより、ボティスタ選手は相手が取るものと推移を見守り・・・しかしその選手が直前で引く。一体なにがあったのだろう。これで、プライス投手はあれよあれよという間に窮地に追い込まれていく。この試合、当初はプライス投手の渾身の投球が報われるはずで、しかも三点差優勢だったのだ。投手と野手は切っても切れない関係なのだと改めて俺は気を引き締める。これは人生でも言える。チームの失態は個人の僅かな判断ミスが起因することがあるし、個々が常に完全無欠の動作を求められることは言わずもがな。しかしいつまでもそのミスを論じることはかえってチームのマイナスを炙り出す。スイッチ切り替えがここでも求められるし、言うなれば誰でも完全では決してないのだ。企業と個人。いつの時代にも比較される一場面になる。