ルビー・ウーマン《ロイヤル・ボックス編》〔97〕最近シゲコがポイントゲッターという語句を頻繁に使用。あのレッドソックスの三番、ボガーツ選手をよく観察しているようでキャロルも足の速い選手ももちろん素晴らしいですが、一番バッターよりも三番に注視するシゲコ、只者ではありません。なぜ?そういえば、三番にはすべてを備えた選手が多い。観衆期待度もハンパではありません。こうしたポイントゲッターに人生と言う地図上で自分を設定する為には要領や実力だけではままならないことに気がつくし、地図が自分から立ち上がってくるとすればこれはセカイの常識を翻す快挙になる。一番の選定は案外簡単だった。足が速く必ず塁に出る!!まずはここで決定だったのが、この三番・・・・必ず得点に絡める人物に自分がなれるにはどうすれば?人生を描く地図の中で埋もれてはなりません。そして天才ならなおさら。その才能を埋もれさせてはいけません。このコーナーは世間との折り合いを中々付けられない隠れた天才達を拾い上げる、そういうもくろみに入りました。キャロルが不思議だったのは、凡人の浅はかさ・・・。この人物は生きているときには、認められず死んでから絵が認められたんだよ?っていうセリフ。こういったことをいけしゃーしゃーと吐くのが凡人です。キャロルは幼かったけれど、こういう由々しき事態がこの国でも起こりうることを想定しおどろおどろしくなった。凡人とは一線を画していく場面も必要だろう・・・と。天才とはみずからを知る人間ですから。