キャロルは感動で、もうどうしようもなくこころが暖かい。それというのも八月から、水曜日と日曜日の夕方勤務はもしかしたら、ぶっ倒れるかも・・・とそう自分の体と相談していた矢先、今朝オーナーと奥様に言われる。八月からは、夜勤だけでいいですよと。それもごめんなさいね?と何回も言われるのだ。キャロルは作曲に作詞に邁進し出して、ここは時間との駆け引きがあるだけにキツイと正直自分から断ろうと思っていたその矢先。いいえ、とんでもないです、ありがとうございます!とキャロルはお礼を言った。それでも済まないことを言って・・・とふたりともキャロルに謝まる。この姿勢から学ぶものがあるのだ。キャロルは少し思いなおした。このコンビニは昔気質だが、きちんとした良識を持っているコンビニなのでは?と。