俺は今日、夕方の飛行機で長崎に帰る事にした。息子の手術が無事終わったからだ。あとは先生や看護士さんのおっしゃることをよく聴いて、しっかり治るように自努力をするようにとそう伝えた。キャロルはまた夕方バイトなので、空港まで長女が迎えに来てくれることになった。お父さんが倒れては元も子もないのよ?っていつも言ってくれる。長女がしっかりサポートしてくれて、我が家は安泰である。これからも時には、ズケズケ物を言うこの娘にカッとくることはあっても、俺のことを思ってこその箴言なんだなって、そう思うことにする。長崎空港の路線バスの不便な点は、矢上を経由しないこと、一旦長崎駅までのバスに乗って、戻るカッコーになるのだ。そういった不便さを今日はクリア出来ないと俺は観念した。だから長女の申し入れを快く受けたのだった。