小さい時にもよくグリグリが突如出来て痛かった。でも今は痛くない。もしもこれが悪性だったら?怖いから脳神経外科にいくのも一理ある。以前娘が検査した。このキカイそのものは個人病院には滅多に置いてなくて・・・。しかしキャロルのこころは戸惑うのだ。以前、飲み友達だったキャロルのことをすっかりこの先生は忘れている。ショックだった。教授もよく知っていた。この先生に調べてもらうと、首のぐりぐりは完治しても過去が抹殺されそうで怖い。作家にとって過去とは樽詰めのワインにも匹敵するのだ。