今年なんといってもキャロルに感動を与えたのはあの映画・・・スティーブ・ジョブズの映画である。主演したアシュトン・カッチャーさんを知ったことは大きかった。ジョブズを研究し尽くして会得した歩き方がとても好感が持てた。出来れば、死ぬ間際・・・闘病についても触れて欲しかった。巨星が天に召されるときには、どういう内的チカラが湧いてきて、そしてどういう外的チカラを頼りとするのか?しかし次女は普通にのたまう。お母さんは、ずっと以前にアシュトンを見ているのよ?自分で気が付いてないだけ。あの映画覚えてはないの?びっくりした。こんなカッコイイ人を自分がすでに過去に観ていたなんて・・・。守護神という映画だった。キャロルは自分がとても手ぬるいニンゲンであることを知るし、もっと気迫で上玉になりたい!!ってそう思う。歳をとって最も恥ずかしいことは記憶に無いという台詞。しかし自分こそがそれを地で行っていたというお粗末さ。あのときもあの映画感動したって言ってたじゃない?と娘は訝る。キャロルはしばらく何も答えなかった。アシュトン・カッチャーさんの若い頃をすでに覗いていた自分が急激にいとおしくなったのだった。