長崎で最も飲食業界にお金を落としたキャロルは当然知っている。今の浜の町のドンキホーテに何があったか・・・。そこのレストランのスペシャルランチがキャロルのお気に入り。とんでもなく趣向をこらしたランチ。ハンバーグ魚フライそしてエビ・・・。いやいやいやいやいやああ、スープ&コーヒー。ちょっと、自分にご褒美したいな?ってときにみんながこころに描くスペシャルを持っていて、各店はそれを出さないと意味ない。結構リッチな一面を清貧者や節約者は持っている。俺は独身でまだ、キャロルと知り合う前、長崎で月一回ステーキを食っていた。さとうという店だった。今もそういった貴族の時代を思い浮かべては涙する・・・。今俺は、からっけつのスッカンピン、墓石のお金のみが財布に残る結果になってしまった。今・・・独身貴族でいる君なら、結婚こそが難儀だということ、そして結婚は人生の墓場の本当の意味について吟味するがいい。