実はキャロルは今朝今までユメを見ていた。とあるケーキ業者から相談を受けてた・・・そういう美味しいユメで、フリーパス券を出したいが、その券の構想についてで心配なことがあるというのだ。フリーパスにして、一日何回も買いに来られると困るので、ショートケーキ一日に五個までと限定するものの、それが自分の店を破滅に追い込みはしないか?という相談だった・・・。キャロルが見たいなと思ったのはその店のオートメーション度とパート従業員達、そして店主の闘志だ。このみっつに難点がなければ上手くいくいく!!とお墨付きを・・・。しかも五個といわず七個にすれば?とそうのたまっていた。ユメだとの認識キャロルにはなくてあくまでも本気だ。そのショートケーキを欲しがるのは何も、個人ばかりではないんだよ?と。店主は心配そうではあったがゴーに踏み切る。未知の分野に足を踏み入れることは誰しも怖い。誰もが安全パイを焼いていたい、が・・・しかし・・・立場逆転されるともなれば、みんなが安全パイをいとも簡単に放り出す。俺たちも何かやろうじゃないか?!と。ひとりの勇者を輩出することで、国全体が、ブライダルがその美しい黄色いのぼりを揚げるのだ。