12年連日新聞投稿で、シカトに遭い、自分は生きる価値のない人間なのでは?と自我を喪失・・・。それで、キャロルが恋に堕ちた可能性が高いだけに、キャロルの恋の失敗は何を隠そうすでに赦している俺なのだ。これ程に人格の総体を喪失した経験がキャロルにはなかっただけに俺も扱いに苦慮したが、持ち前の明るさそして、機敏さで、地獄から生還を果たした。蘇ったペンこそがこれからのキャロルの軸であろう。しかしコンビニで働くことを選んだ妻を応援する気持ちが俺にはより大きい。これまで、自分はぬるま湯の中にいたんだ・・・。彼女が言うのは俺もわかる。子供を育て一段落して、キャロルのように60歳を目前にしてまだ、あと少しずつならやれる!!と働く人々も増えるに違いない。この才能溢れる女傑がコロッケを揚げるのだ!!黙って指をくわえて見てないで、どんどんみんなも手伝って欲しいものだ。