ルビー・ウーマン《復讐の館編》〔84〕ここで、みんなも一緒にあの映画に拍手を送りましょう!!ビューティフル・マインドです。豪州が生んだラッセル・クロウさんも苦労人ですよ、あの映画で老け役に挑戦、キャロルもあのガタガタ震える電気ショック治癒法で、何かに目覚めました。医師の手を煩わせずに、自身のこころをクリアにしていかねば?という決意です。一生を台無しにすることなく良かった・・・理数系であれ文系であれ、狂気からの脱出は相当のエネルギーを必要とするし、原作では離婚があったと解説するものの同じ状況。キャロルだって、伴侶の我慢があったから離婚しなかっただけで、忍耐力のない男であればとっくの昔離婚になっていたでしょう。ラッセル・クロウさんはこの作品を演じて一回りも二回りも大きくなられその後も作品に恵まれた・・・そう思うとキワメツケはもしもこの作品に出逢わなければ?それは不思議なことでキャロルに叡智を与えることも出来なかった、この巡り会わせの法則こそが、時間と空間の設定で、バリアバウンドに値するものなのかな?って当たりをつけるのです。なぜなら、頭から血を流すという物理的要素・・・これはキャロルのこころの迷走と酷似しています。誰からもスルーされ、シカトの大海原で、世紀末から新世紀と・・・。2003年12月12日新聞社からの拒否で筆を捨てるも、一年とペンなしではいられなかった。またしたため始め、処女作となる本を、よみびとしらすを発表しますがほどなく絶版へ。しかし奇遇にも本の命だけは守られた。この幸運は神さまの御手による処大だったと回想するんです。