ルビー・ウーマン《ジーニアース編》〔65〕医学者ではありませんから、キャロルが生きるをアライブ証明するときは言論組み立て手法です。受精完成のあと、ほぼ一週間で、胎児たるピースの思考は始まると仮説を立ててみましょう。誰が主導権でしょうか。誰もがその母と思います。へその緒の脅威であり絆を誰しも思いますが、ここで記憶の遺伝子の介在をキャロルは仮説立てるのです。どうしてもこの世に未練を残したり、いいたい事が言えなかったりした魂同士の文明的な介在と合併としましょう。複合遺伝子相互受信です。そういった精神的なものは電気の力でよく見てきました。体に電気を流したりで思考を見る。脳波を計る。しかしここでキャロルが問題にするのは、万人向け検証ではないのです。ごく一部の人々、地球上でもまだほんのひと握りの特別な触覚を持つ人々ならでは・・・。祖父や祖母の類希なる遺伝子がたまたま、甚大な結果と結びつく実験、これは人物を例えば、キャロルならキャロルを指定。この人物を封印しないとどうしても困る国家であった・・・との定義があればどうでしょう。キャロルは生まれる前からそれを知っていたなら、いかに攻防するでしょうか。その封印をみずから解くのではありませんか?そしてそれはなぜか?いとも簡単に解かれるのか?あらかじめこころに準備があるからですね。子宮内にいるときから情報を会得していたから。ニッポン語って凄いとしか言いようがありません。この会得すら英語では??と。どんなに情報を積んでも、誰もキャロルを置いてこの21世紀の地盤で、知の勝利者になれないというのはここなんです。