座っていても、うとうとしていたり、出血が便より多かったり、父の様子がどうもおかしいから、入院させるかもしれないと月曜日、病院に行くことを弟は示唆した。昨日はカレイの煮付けとそこに入るカボチャ、大根、人参、じゃがいもを持参。全部たいらげた。食欲はあって戻すこともない。ただ、血圧が低いこと、昨夕は微熱もあった。七度四分・・・。いくらから、微熱の域を出るのか、でも七度三分は一応の目安と聞いたことがある。予防接種もそれを超えると受けることは出来ない。尋常ではなく、父の様態は、数字の上前を撥ねて穏やかなのが逆に心配である。しかし弟は明るさを失わない。ここまで自由に生きることは通常人には出来ないっていう。そうね?オヤジがやってないのはテレビに出るということだけだよね?本も出して、選挙にも二回出て、好きなように人生を謳歌できたことは幸せだったとそう思うよ・・・弟はちゃっかり父の様子を録画してて、こうやってビデオにも収めているんだよ?と。イツノマニアンタ!!ってキャロルですら、録画カメラは持っていないから驚いてしまった。父のことをこころの底では、尊敬しているんだなあって、それがわかったことが、キャロルはとても嬉しかった。彼が昨日、ココ・シャネルの生き方を伝授してくれた。修道院で育ったものの、いつも、目先は利いていて、そこでもデザインの眼を養っていたという。彼は、世界中の偉人の中でもハンサムなシュバイツアーを第一番目に挙げる。この人が元々音楽家であったことに注目するのである。