ルビー・ウーマン《黎明編》〔51〕こともなげに・・・これも当確ですね?そうだよ!例えば、この国では裏腹のものが、堂々と、しのぎを削ってはいまいか?如才ない、がそうでは?あああ、それもあるな、私は、遜色がないっていうのを、耳にしたときに、これは外国にやられはしまいか?と一瞬思ったがね・・・。それは、私にもよくわかります。砲弾をいちいち遜色がないって、点検しますか?そうだよ、脇田大佐!君はもう、転生したのではないのか?まるで、あの時とは、見間違う程だよ。レイテ沖の戦いですね?あれ程、辛い、死の強行軍はありませんでした。なぜ?そうなったのか?聡明なお前になら分かるだろう。大切なのは、最初です!!いやああ、その通り。終わり良ければ、すべて良しという言葉にストッパーを掛けて、お前が死語にするべきかもしれん。そして、矢次早にこう加えたのです。幻影に過ぎないっていう英語はイツイズナッシングバッツイリュージョンだが、それを、日本語では、英断出来る大佐なら、どう孫娘に言わせる?難しい質問ですが、あの娘なら、全然違うことを、のたまうことでしょう。はっはっはっは!!あの娘が握るものは、ギブアウェイ。大事なものを離さなかった、そういう強い娘に育てあげたミチ子の勝利かもしれんな。