ルビー・ウーマン《ジーニアース編》〔42〕誕生と生誕のふたつが偉人にはある、聖人にはあることは、衆知の事実ですが・・・、そんな馬鹿な・・・、キャロは強く否定したい気持ちになります。危険が及ぶと言われればなおさら。でもまだ、子宮にいるキャロは生まれないでいいかも?って神様に談判している最中です。あの練習をさぼって、どうも現世に出るのは、困難なようだ、その責任の所在よりなにより、医師を困らせて、腹を切開しろ!!と叫ぶような母親。正直言って、恥ずかしいです。お前はなにをほざくのか!!神の怒りは頂点に来たのでしょう。気がつくと・・・医師の左手をつっかえ棒にして、うつ伏せとまり木状態になっているのでした。喉が苦しくて、息も苦しい・・・。医師からパンと背中を二回叩かれ、肺にあった水等を、ドペっと吐いての生還だったのです。