くやしいのは、一時間ぐらい、病室で教授が眠ってて、キャロ優しいから、そばに居てあげたんだ。目が覚めたときに、嬉しいようにって。だって、キャロが入院中だったら、そうして付き添いしてもらったら、心強いもんね~でもさ、奴さ~目が覚めてキャロ見ても、ちっとも、感動しないし、サイフとカードケースの入った、スワンのコートを探して、あった!って顔して、それを抱きしめているんだ。これなら、キャロが一緒に、病室に居る意味さえないし~。そして看護婦さん達の中に、お気に入りが居て、今夜は宿直?っとか質問してるんだべ。キャロ、自分は一体、この人のなんなんだ?って妄想が走ったんだ。子供達の母親っていうことで、一目置いているだけ?かもしれない。さすがの、キャロも堪忍袋、ちぎれそうなんだけどえ、結婚するときに、キャロ、約束させられたんだ。自分は、睡眠がとれないと、仕事が出来ないって。それを、あらかじめ聞かされて、一体次は何を言ってくるかと待ってたらこうなんだ。容子のいびきは、怪獣以上。仕事を続ける為にも、寝室は別で頼むよって。キャロまだ、30才だったんだ。素直の塊だったんだね。しかし思い返せば、あの時すんなり、首を縦に振るべきではなかった・・・。でわ蛍光だよ~ん。妻のいびきが、自分のおならに聞こえないなら、結婚すべきではないのだ。